市民ロードマラソン大会は日本国内で年間約1,400レース開催されています。平成25年3月に行われた東京マラソンでは2人の方が心停止になり救急車で運ばれました。スポーツ活動中の心停止による突然死は決して珍しいものではなく、厚生労働省の公表されたものでは、ランニング時の心拍数は通常時の2倍になるようです。当然長距離マラソンにもなると長時間になるため心臓への負担も大きくなります。普段運動をしていない方や生活習慣病を患っている方等は危険性が高くなります。
平成25年の東京マラソンでも救命事例がありましたが、ランナーが走っている最中に突然に心停止になってしまっても、迅速に適切な心肺蘇生とAEDの使用が行われば、助かる可能性は非常に高くなります。万が一のときにはそばにいる方々で命を救わなければなりません。そのためには最もそばにいるランナーの皆さんにも心肺蘇生法をぜひ覚えていただきたいと思っています。
(2013.11.4更新)